2028年までに、携帯電話対応POS端末の設置台数が2億2,900万台に達する見込みです。

セルラー接続はPOS端末の非常に人気のあるオプションとなり、2024年に出荷された端末の54%に採用されました。この無線技術は、固定回線通信インフラが未発達な地域や新たな市場セグメントへのPOS端末の展開を可能にするため、電子決済のグローバルな普及を促進する重要な役割を果たしています。

セルラーPOS端末の設置台数は2024年に1億6,480万台に達しました。Berg Insightは、2024年から2028年までの年間平均成長率（CAGR）を8.6%と予測し、予測期間終了時までにセルラーPOS端末の総台数が2億2,930万台に達すると見込んでいます。Berg Insightは同時に、NFC対応POS端末のグローバルな設置台数が、2024年の2億8,480万台から2028年に3億8,000万台へ、年平均成長率（CAGR）7.5%で成長すると予測しています。

これにより、2028年には世界のPOS端末の96%以上がNFC対応となり、2024年の89%から増加します。「Android POS端末カテゴリーは最近非常に人気を集めています。2024年に販売されたPOS端末のほぼ半数は、Sunmi、Tianyu、Pax Technology、Verifone、Castles Technology、Ingenico、Landi、Newland Payment Technologyなどのベンダーが提供するAndroid POS端末でした」と、Berg Insightのプリンシパルアナリスト、Johan Fagerberg氏は述べています。

mPOS端末市場は、伝統的なPOS端末セグメントとほぼ同じペースで成長しています。mPOSとは、タブレットやスマートフォンなどの消費者向けモバイルデバイスをPOS端末として使用し、カード読み取り端末との接続を通じて支払いカード取引を可能にする技術です。2024年のmPOS端末のグローバルインストールベースは、推定1億1,900万台に達しました。NFC対応mPOS端末の設置台数は、同年にNFCの普及率が世界全体で76%に達したのと同じ年に9,040万台に増加しました。

Berg Insightは、NFC対応mPOS端末の設置台数が2024年から2028年までの間に年平均成長率（CAGR）11.2%で増加し、世界全体で1億3,830万台に達すると予測しています。これは2028年に91%の普及率に相当します。「現在、mPOSデバイスセグメントは、標準のiOSまたはAndroidデバイスで支払いを可能にするSoftPOSソリューションからの競争に直面し始めています。SoftPOSを実行するスマートフォンの数はまだ1,000万台未満です」とファーゲルバーグ氏は結論付けました。

情報源：Berg Inisght社

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