サマリー
アイ・ティ・アールの発行する「ITR Market View:ビジネスチャット市場2022」は、ビジネスチャット市場、チャットボット市場、バーチャルオフィス場を対象に、国内37ベンダーへの調査に基づいた2020~2021年度売上げ実績および2026年度までの売上げ予測を掲載しています。
レポート概要
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チャットボット市場:2021年度は4番手以下のベンダーシェアの順位が変動、2022年度はトップ争いが熾烈になると予測
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バーチャルオフィス市場:2021年度はトップベンダーが5割近いシェアに、2022年度はさらに新規参入あり
※特に記載のない場合、全て売上金額ベース
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調査ハイライト
ビジネスチャット市場の2021年度の売上金額は188億円、前年度比27.0%増となりました。市場を構成するほぼ全てのベンダーが2桁の伸びを示し、なかでも市場に大きな影響力を持つ上位3社が売上金額を30.0%以上伸ばしたことが市場拡大の大きな要因です。
社内外との手軽なコミュニケーションが可能で、スマートデバイスなどのモバイル環境との親和性が高いことから、特にコロナ禍以降、ビジネスチャットは主要なビジネスコミュニケーションの手段として定着しています。コミュニケーションのハブとして、他製品・サービスとの連携拡大によるプラットフォーム化、テキスト以外のコミュニケーション機能の実装、データ共有などのコラボレーション機能の実装など、多くの製品・サービスは高機能化が進み、適用範囲も拡大していることから、新規、既存の追加を問わず、今後も導入が進むと予想されます。また、シェア上位のベンダーによって寡占化が進みつつありますが、今後もそれら上位ベンダーが市場の成長を牽引すると予想されます。
これらのことから、同市場のCAGR(2021~2026年度)は13.9%、2024年度に市場は300億円規模に、2026年度に2021年度の2倍程度の規模になると予測しています。
ITRのシニア・アナリストである舘野 真人は、「リモートワークの拡大により、非同期型コミュニケーションを実現する手段のひとつとして定着したビジネスチャットですが、シェア上位の製品・サービスは、音声/ビデオ通話やアプリケーションとの連携などにより、プラットフォームとしての性質を強めてきています。今後は、コミュニケーション手段としてだけでなく、ワークフローの実装や業務の自動化を実現する基盤としての利用が進むと予想されます」とコメントしています。
調査時期
調査対象分野
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ビジネスチャット市場/8社
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チャットボット市場/20社
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バーチャルオフィス市場/10社
掲載データ
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市場規模実績(2020~2021年度)および予測(2022~2026年度)
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マーケットシェア(2020~2022年度予測):ベンダー別、業種別、従業員規模別、用途別*(*対象市場のみ)
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市場分析
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ベンダー各社(37社)のプロファイル:【調査項目】製品・サービス別売上高/製品・サービス別売上比率(チャネル別、業種別、従業員規模別/用途別)/戦略/主要パートナー/主要ユーザー企業/人員構成 など、詳細データ
「ITR Market View」について
「ITR Market View」は、企業向けソフトウェア分野を中心に、ITRの担当アナリストがベンダー企業を直接訪問して収集した情報と、ITRが継続的に行っているテクノロジ・リサーチ、ベンダー選定、および技術評価で蓄積された情報とを総合的に評価した、既存の市場データとは一線を画した精度の高いレポートです。
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目次
第1章 調査レポート概要
1-1 調査概要
1-2 市場の定義
1-2-1 対象市場
1-2-2 用語解説
1-2-3 年度解説
1-2-4 データ利用上の注意
1-3 エグゼクティブ・サマリ
第2章 ビジネスチャット市場動向
2-1 ビジネスチャット市場
2-1-1 市場規模およびベンダーシェア
2-1-2 業種別市場シェア
2-1-2-1 業種別市場シェア
2-1-2-2 ベンダー別市場シェア:製造業
2-1-2-3 ベンダー別市場シェア:流通業
2-1-2-4 ベンダー別市場シェア:金融業
2-1-2-5 ベンダー別市場シェア:通信業
2-1-2-6 ベンダー別市場シェア:サービス業
2-1-2-7 ベンダー別市場シェア:建設業
2-1-2-8 ベンダー別市場シェア:公共・公益
2-1-3 従業員規模別市場シェア
2-1-3-1 従業員規模別市場シェア
2-1-3-2 ベンダー別市場シェア:従業員10,000人以上
2-1-3-3 ベンダー別市場シェア:従業員5,000~10,000人未満
2-1-3-4 ベンダー別市場シェア:従業員1,000~5,000人未満
2-1-3-5 ベンダー別市場シェア:従業員300~1,000人未満
2-1-3-6 ベンダー別市場シェア:従業員100~300人未満
2-1-3-7 ベンダー別市場シェア:従業員100人未満
2-2 調査結果総括
第3章 チャットボット市場動向
3-1 チャットボット市場
3-1-1 市場規模およびベンダーシェア
3-1-2 業種別市場シェア
3-1-2-1 業種別市場シェア
3-1-2-2 ベンダー別市場シェア:製造業
3-1-2-3 ベンダー別市場シェア:流通業
3-1-2-4 ベンダー別市場シェア:金融業
3-1-2-5 ベンダー別市場シェア:通信業
3-1-2-6 ベンダー別市場シェア:サービス業
3-1-2-7 ベンダー別市場シェア:建設業
3-1-2-8 ベンダー別市場シェア:公共・公益
3-1-3 従業員規模別市場シェア
3-1-3-1 従業員規模別市場シェア
3-1-3-2 ベンダー別市場シェア:従業員10,000人以上
3-1-3-3 ベンダー別市場シェア:従業員5,000~10,000人未満
3-1-3-4 ベンダー別市場シェア:従業員1,000~5,000人未満
3-1-3-5 ベンダー別市場シェア:従業員300~1,000人未満
3-1-3-6 ベンダー別市場シェア:従業員100~300人未満
3-1-3-7 ベンダー別市場シェア:従業員100人未満
3-1-4 用途別市場シェア
3-1-4-1 用途別市場シェア
3-1-4-2 ベンダー別市場シェア:BtoE用途
3-1-4-3 ベンダー別市場シェア:BtoB用途
3-1-4-4 ベンダー別市場シェア:BtoC用途
3-2 調査結果総括
第4章 バーチャルオフィス市場動向
4-1 バーチャルオフィス市場
4-1-1 市場規模およびベンダーシェア
4-1-2 業種別市場シェア
4-1-2-1 業種別市場シェア
4-1-2-2 ベンダー別市場シェア:製造業
4-1-2-3 ベンダー別市場シェア:流通業
4-1-2-4 ベンダー別市場シェア:金融業
4-1-2-5 ベンダー別市場シェア:サービス業
4-1-2-6 ベンダー別市場シェア:建設業
4-1-2-7 ベンダー別市場シェア:公共・公益
4-1-3 従業員規模別市場シェア
4-1-3-1 従業員規模別市場シェア
4-1-3-2 ベンダー別市場シェア:従業員10,000人以上
4-1-3-3 ベンダー別市場シェア:従業員5,000~10,000人未満
4-1-3-4 ベンダー別市場シェア:従業員1,000~5,000人未満
4-1-3-5 ベンダー別市場シェア:従業員300~1,000人未満
4-1-3-6 ベンダー別市場シェア:従業員100~300人未満
4-1-3-7 ベンダー別市場シェア:従業員100人未満
4-2 調査結果総括
第5章 市場予測
5-1 市場予測の前提条件
5-2 ビジネスチャット市場予測(~2026年度)
5-3 チャットボット市場予測(~2026年度)
5-4 バーチャルオフィス市場予測(~2026年度)
第6章 ベンダー・プロファイル
6-1 ベンダー・プロファイルの見方
6-2 株式会社AI Shift
6-3 ARアドバンストテクノロジ株式会社
6-4 Chatwork株式会社
6-5 株式会社DXクラウド
6-6 JBCC株式会社
6-7 株式会社JIRAN JAPAN
6-8 oVice株式会社
6-9 SCSK株式会社
6-10 株式会社Studio Ousia
6-11 TDSE株式会社
6-12 TIS株式会社
6-13 株式会社アイアクト
6-14 株式会社イクシーズラボ
6-15 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
6-16 エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
6-17 エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社
6-18 エムオーテックス株式会社
6-19 カラクリ株式会社
6-20 株式会社セールスフォース・ジャパン
6-21 株式会社ソニックガーデン
6-22 株式会社テンナイン・コミュニケーション
6-23 東芝デジタルソリューションズ株式会社
6-24 日本電気株式会社
6-25 株式会社ネオジャパン
6-26 パナソニック ソリューションテクノロジー株式会社
6-27 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
6-28 株式会社ブイキューブ
6-29 富士ソフト株式会社
6-30 富士通株式会社
6-31 株式会社ベンド
6-32 株式会社豆蔵
6-33 モビルス株式会社
6-34 株式会社ライブリンクス
6-35 ラウンズ株式会社
6-36 りらいあデジタル株式会社
6-37 ワークスモバイルジャパン株式会社
6-38 ワウテック株式会社