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多チャンネル向けネットワークの切り離し

多チャンネル向けネットワークの切り離し

1990年代に多チャンネル向けネットワークは大きな成長をした。2005年にViacomはCBSと分離した時の理由は成長している多チャンネル向けネットワーク事業(Viacom)と成長が鈍っている事業(地上波のCBS、出版会社のSimon & Schuster、ラジオ事業のInfinity Broadcasting)を別にするためであった。しかし、コードカッティングにより、成長はストップし、コンテンツ事業者は多チャンネル向けネットワークの切り離しを進めている。

Lionsgateは2016年に多チャンネルネットワーク事業に参入するために有料チャンネルのStarzを買収した。しかし、多チャンネルサービス加入者は減り、Starzは5月に分離された。Comcastは年内にチャンネルネットワーク事業をVersant社として、スピンオフする。新会社はUSA Network、MSNBC、E!、CNBS、Syfy等のBravo以外の多チャンネル向けネットワークを運営する。

Warner Brothers Discovery(WBD)もHBO以外の多チャンネルネットワークを別組織にしており、年内に分離する予定である。WBDは2022年にWarner MediaとDiscoveryが合併し出来た会社であるが、3年で分けれることになる。Discovery Channel、HGTV、Cooking Channel等を持つDiscoveryは、WarnerのCNN、TNT、TBS、Cartoon Network等のチャンネル共にスピンオフされる。

DisneyはESPN、Disney Channel、FX、National Geographic、Freeform等の多チャンネル向けネットワークを持っているが、分離の予定は無いと語っている。ESPNはスポーツ専門チャンネルとしては最大である。Disney Channelの視聴者は減っているが、Disneyブランドのチャンネルを捨てることは出来ない。しかし、Disneyのその他の多チャンネル向けネットワークはHearst社とのJVのA+E Global Mediaが運営している。DisneyとHearstはA+E、History Channel、Lifetime等のチャンネルを持つこの会社を売りに出すことを検討している。

前記のViacomは2019年にCBSと再合併をし、Paramount Globalの一部になってる。ViacomはNickelodeon、MTV、VH1等の子供とティーン向けのネットワークにフォーカスすることで大成功をした。しかし、Viacomが対象としてきた視聴者はストリーミングに真っ先に移行した年齢層であり、Viacom系チャンネルの視聴者数は激減している。2017年ではNickelodeonは16番目に視聴者が多いテレビネットワークで平均視聴者は131万人であったのが、2024年では10分の1の13万人になり、73位に転落している。VH1も同様に38位(65万人)から89位(9.5万人)に落ちている。Paramount Globalも多チャンネルネットワークを切り離すのであれば、急ぐ必要がある。Skydanceによる買収許可が下り、どのような動きをするかはすぐに明らかになるであろう。

 

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