韓国ポイント市場の展望と課題
OKキャッシュバックから携帯とポイントの融合まで



■出版社
ROAグループ社
■出版日
2009年10月
■ハードコピー
¥ 99,750
■電子媒体
¥ 99,750
■ハードコピー
+ 電子媒体
¥ 102,900
■ページ数
71ページ
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レポート目次

本レポートの紹介

本レポートは、韓国国民の約67.3%、経済活動人口の9割以上が加入している韓国最大のポイントシステム「OKキャッシュバック」のサービスおよびビジネスモデル分析をはじめ、韓国3大キャリア等の主要ポイント事業について、解説を行っている。また、携帯とポイントシステムの融合をはじめ、環境に配慮した炭素ポイント制度の導入など、韓国における新たな取り組みも分析し、今後の韓国のポイント市場及びモバイルペイメント市場の予測を行っている。

レポートサマリー

エグゼクティブサマリー

最近、各小売店や流通店舗などで発行されているポイントカードを、多くの消費者が複数保有し活用している。1980年代から導入されたポイント・マイレージサービスは、現在マーケティング戦略や事業を展開する上での補助手段としても活用されているようだ。企業通貨ともいわれているほど、ポイントシステムは流通ツールとして現在企業間で導入されている。

韓国におけるポイント市場では、ポイントシステムがビジネスモデルとして定着している。また、ポイントシステムが事業の補助手段としてだけではなく、収益性を持つ事業モデルとして紹介され、ポイント市場を主導している。その主たる事業者は、韓国SKグループの子会社であるSK M&C(SK Marketing & Company) であり、ポイントはOKキャッシュバックという名称で展開されている。2009年5月時点で会員数が約3,300万人(韓国国民の約67.3%、経済活動人口の9割以上)が加入し、加盟店はオフライン・オンラインを含め、約5万150店となっている。同サービスは、日本国内におけるカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社が運営するT-Pointに似ているとも言えるが、事業方式としては加盟店を集めポイント会員を募集し、そして加盟店運営などを行うクレジットカード事業者とも類似している。

韓国のポイント事業は、1つの店舗でしか使われていないポイントや、他社ポイントとポイント交換が可能なポイントサービス、そしてクレジットカード事業と類似の事業モデルを持つポイントの3種類に分類される。本レポートでは、各ポイントの事業モデルや特徴、そして代表的な事業者を分析し、その中でも韓国ポイント市場を代表するOKキャッシュバックを日本のT-Pointと比較して解説する。

韓国のポイント市場規模は日本より小さいが、ポイント事業の事業モデルが日本と比べて比較的進んでいると考えられるため、本レポートにて調査分析を試み、2014年までの韓国ポイント市場を予測している。

[図]韓国のポイント市場及びモバイルペイメント市場予測(2009年~2014年)

Source: ROA Group


【Assumption】

1. 韓国のポイント市場には、本レポートで紹介した1次、2次、3次ポイントが含められ、ポイントの取引を提供するポイント派生サービス市場は含まれない。

2. モバイルポイント市場とは、携帯を活用し、ポイントの積み立て、ポイントの利用、ポイントの照会が可能な市場。

3. モバイルポイント市場の成長は、以下の市場成長推移に影響を受けると予想する。
- モバイルペイメント市場を含むモバイルファイナンス市場
- モバイルコンテンツ市場
- モバイル広告市場

4. モバイルポイント市場に影響を与える市場のうち、モバイルペイメント市場の成長(CAGR=11.0%、ROA Group予測)がモバイルポイント市場の成長を引き上げると予想する。

韓国のポイント市場では、今後モバイルサービスとの融合が見込まれ、ポイントシステムは興味深い進化方向性を示すであろう。購入における消費者のスマート化、そしてニーズの多様化は、既存のマス向け事業モデルやマーケティング戦略に変化をもたらしている。そこで顧客の消費動向及びニーズ分析に必要とされるのがポイントシステムであり、様々な企業がポイントや電子マネーシステムなどに取り込んでいる。そして、その先の方向性として考えられるのは、すでに韓国市場でも見られ始めているように、携帯とポイントシステムの融合だ。

本レポートが、CRM対策やマーケティングツールとしてポイント事業を導入している事業者、またポイント事業の導入を検討している事業者、そしてポイント事業の将来性に関心を持つあらゆる事業者にとって参考になれば幸いである。


目次

エグゼクティブサマリー

1 ポイントの概要
1-1 ポイントとは
1-2 ポイントの位置づけ

2 ポイントの分類
2-1 1次ポイント
2-2 2次ポイント
2-3 3次ポイント

3 韓国ポイント事業者分析
3-1 1次ポイント
3-1-1 移動体通信事業者
3-1-2 アモーレ Beauty Point
3-2 2次ポイント
3-2-1 T-Money
3-2-2 航空会社のマイレージ
3-3 3次ポイント
3-3-1 OKキャッシュバック
3-4 ポイント市場の派生サービス

4 OKキャッシュバック分析
4-1 OKキャッシュバックとは
4-2 サービス
4-3 ビジネスモデル
4-3-1 マイレージ事業
4-3-2 マーケティング事業
4-3-3 ファイナンス事業
4-4 実績
4-5 T-Pointとの比較
4-6 新たな取り組み
4-6-1 USIM活用
4-6-2 SKテレコムMembership Pointとの提携
4-6-3 炭素ポイント制度との連動

5 ポイント事業の課題
5-1 積極的なマイレージマーケティングによる被害
5-2 個人情報流出の問題
5-3 会計上の課題
5-4 法律上の問題

6 韓国ポイント市場予測
6-1 市場状況
6-2 市場予測
6-3 市場方向性

7 インプリケーション
7-1 ポイントとモバイルの融合
7-2 日韓ポイント市場の比較
7-3 今後のポイント市場の課題

図表目次

図目次

[図1-1]ポイントを含めた韓国のお得なサービスの概要
[図1-2]韓国におけるポイントの位置づけ
[図2-1]ポイントの分類
[図2-2]ポイントの分類別定義
[図2-3] 1次ポイントのバリューチェーン
[図2-4] 2次ポイントのバリューチェーン
[図2-5] 3次ポイントのバリューチェーン
[図3-1]韓国3大キャリアのポイントサービス
[図3-2]化粧品会社アモーレパシフィックのBeauty Point
[図3-3] T-Moneyポイント交換の仕組み
[図3-4]韓国3社のキャリアに対応したモバイルT-Money
[図3-5]韓国の各航空会社のマイレージとポイントの連携
[図3-6] OKキャッシュバックのサービスモデル
[図3-7] Point Parkの第3者によるポイント交換
[図3-8] Point Parkの総合ポイントの活用
[図4-1] OKキャッシュバック運営事業状況
[図4-2] OCBポイントの積立と利用
[図4-3]クーポンを使ったOCBポイント積立
[図4-4] OKキャッシュバックのビジネスモデル
[図4-5] SK M&Cのマーケティングソリューション
[図4-6] OKキャッシュバック会員推移(1999年~2009年)
[図4-7] TSUTAYAの会員推移(2005年6月~2009年6月)
[図4-8] USIMカードの特徴
[図4-9] SKテレコムのUSIMを活用したサービス
[図4-10] T-Membershipキャッシュバックの導入と取り組み
[図4-11]炭素キャッシュバックの運営主体
[図4-12]炭素キャッシュバックのサービスモデル
[図5-1] LGテレコムの「17マイレージサービス」
[図5-2]ポイント・マイレージの会計処理
[図6-1]韓国のポイント市場及びモバイルペイメント市場の予測(2009年~2014年)
[図7-1]韓国「スマート消費者」の傾向(2008年12月~2009年7月)
[図7-2]潜在的なモバイルファイナンスサービスとポイント


表目次

[表4-1] T-PointとOCBの実績比較(T-point は2009年6月時点、OCBは2009年5月時点)
[表4-2]韓国の炭素マイレージ会員規模(2008年12月末時点)
[表4-3]韓国炭素ポイントシステムによる温室ガス削減状況(2008年12月末時点)



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