フィリピン移動体通信市場の予測市場環境・キャリアのサービスを中心に
目次価格・ご注文についてエグゼクティブサマリー レポートガイドライン フィリピンは国土の特性上、インドネシア市場と似通ったところがあり、有線通信よりもSMS基盤の移動体通信が発展している。現在の移動体通信加入者数は、人口の60%ほどに達する約5,500万規模となっており、主な事業者2社であるPLDTのSmart Communicationsと老舗財閥であるAyala グループ傘下のGlobe Telecomで80%以上のシェアを占め、伯仲の勢力図となっている。 フィリピンの移動体通信加入者規模は今後、約15%の年平均成長率で伸びていき、2010年には7,300万人まで成長すると予想される。その背景としては、主要キャリア2社の競争によってサービス品質の向上が急速に進み、有線通信の普及が思うように進まない状況からモバイルブロードバンド市場の拡大が期待されることが主な根拠として挙げられる。同時に英語という言語的な壁を感じないインターネットユーザー層が多いため、英語圏のコンテンツを楽しもうとするユーザーを中心に、モバイルネットワークによるインターネットユーザー数も急速に伸びていくことが考えられる。 フィリピンの移動体通信サービスのもう一つの特徴は、海外で働く人達がフィリピン国内へ送金することで国全体の経済に与える影響が非常に大きく、この海外勤労者を対象としたモバイルサービスが活性化されている点である。この顧客層は今後もキャリアの売上アップに貢献するターゲット層になるとみられ、現在のローミングサービスや送金サービスなどがさらに発展した形で市場に出てくることが考えられる。 本レポートは2007年からROA Groupが提供している東南アジアの国別の移動体通信市場を分析するシリーズレポートのフィリピン版である。ROA Groupは、東南アジアの移動体通信市場の発展性及び潜在力の分析を続けるにあたり、今後毎年国別(インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、ベトナム、タイ、ミャンマー、カンボジア、ラオス)にレポートを発刊していく予定である。このシリーズレポートは、今後3年間の市場規模の拡大を予測するところに重点を置いて分析・研究を行っていく予定となっている。 本レポートのメインは、最近成長が著しいフィリピンの移動体通信市場規模を予測する部分である。ROA Groupは市場規模データの時系列分析と合わせて、今後の市場環境や規制、政策、技術発展、そしてキャリアの戦略を中心に、市場が拡大していく要素を分析しながら予測を行った。 目次 エグゼクティブサマリー I フィリピンの市場環境
II フィリピンの情報通信市場の概況と政策
III フィリピンの移動体通信市場
IV フィリピンの移動体通信市場の予測と結論
表目次 [表2-1]年度別の電話普及率(100人当たりの電話回線数) 図目次 [図1-1]フィリピンGDP成長動向(2001年- 2006年)
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