携帯電話とファイナンスのコンバージェンスに関する調査レポートをロアグループ社が出版 韓国、中国、そして日本に拠点を置き、世界の移動体市場を調査するロアグループ社は、モバイル決済や携帯電話を使用したオンラインバンキングなど、携帯電話とファイナンスのコンバージェンスについて調査・分析した 「携帯電話とファイナンスのコンバージェンスによる市場の進化 - おサイフケータイが関連業界に与えるインパクト」レポートの出版を発表しました。 「携帯電話とファイナンスのコンバージェンスによる市場の進化 - おサイフケータイが関連業界に与えるインパクト」レポートでは、携帯電話のみでの口座開設やオンラインでの電子マネーのチャージを可能にした例など、数多くのビジネスモデルを紹介し、銀行やクレジット会社のサービスについても分析しています。また、モバイル決済に採用されている技術や利用を可能にしている携帯電話端末についても紹介しています。 更に韓国のモバイルバンキングのサービス内容や成功要因についても分析しています。 エグゼクティブ・サマリー 日本の携帯電話にまた変化が起きている。2004年7月にNTTドコモが開始したおサイフケータイは2005年秋からKDDIとVodafoneでも発売されることとなり、さらに2006年1月から、NTTドコモとKDDIのおサイフケータイでモバイルSuicaのサービスもいよいよ開始される。これによりおサイフケータイの普及は急増することが予想され、おサイフケータイのソリューションとなっているFelicaチップは日本の携帯電話端末の標準プラットフォームになる兆しが見えてきた。 これまで、日本に限らず海外でも携帯電話にファイナンス機能を搭載する試みは数多くあったが、未だ成功事例は多いとはいえない。過去においてはファイナンス機能を搭載するための技術トレンドは赤外線を利用したものが多く研究されていたが、最近の日本市場におけるトレンドは非接触ICチップを利用したものとなっている。日本でおサイフケータイが標準化されれば、世界でも稀な携帯電話とファイナンスのコンバージェンス成功事例となり、将来的にはおサイフケータイが海外へ拡大される可能性もある。 こういった携帯電話とファイナンスのコンバージェンスの背景には、移動体通信市場に飽和が近づき、移動体通信キャリアがインフラ事業だけでは持続的な成長を続けていく事が難しくなり、新しいビジネスモデルを模索していることがある。特に異業種とのコンバージェンスによる新しい価値や収益の創出を求める動きが加速している。 図携帯電話とファイナンスのコンバージェンス 拡大画像 本レポートでは日本における携帯電話とファイナンスのコンバージェンスについて取り上げた。携帯電話向けファイナンスサービスのトレンド、関連したプレイヤーとキャリアの戦略、テクノロジー及び端末トレンドを分析した。また海外の成功事例として韓国の例を挙げ、日本市場における今後の携帯電話とファイナンスのコンバージェンスについて展望を述べている。 調査範囲 本レポートは次のように構成されている。第一部では日本の移動体通信市場がファイナンスとのコンバージェンスに至った背景と市場におけるインパクトについて、第二部では携帯電話とファイナンスがコンバージェンスしたサービスの定義と現在のトレンド、第三部ではキャリアと関連したプレイヤーの動向分析、第四部ではFelicaを中心としたテクノロジーやおサイフケータイ端末のトレンド、第五部では日本でのケーススタディと海外事例として韓国のモバイルバンキングの事例を挙げ、第六部で今後の課題と展望を述べている。 本レポートの調査期間は、2004年7月から2005年8月までである。 調査方法 本レポート作成にあたり、日本国内や韓国の通信キャリア、銀行やクレジットカード会社などの金融機関、サービスソリューション会社その他該当企業が発表した公表データやインタビュー記事、多様なメディアの分析記事などの収集に加え、ROA Groupのデータベースを活用したSecondary Researchを行った。さらにクレジット分野に長けている専門家へのインタビューを行い、専門的かつ事実的な情報収集に注力し分析を行っている。 本レポートが通信キャリア、金融業界、ファイナンス関連サービスのソリューション会社などにとって今後の事業展開の一助となることを期待する。 TOP 目次 エグゼクティブ・サマリー 1. 携帯電話とファイナンスのコンバージェンスの意義 1.1 携帯電話とファイナンスのコンバージェンスの背景 1.2 市場へのインパクトおよび動向 2. ケータイとファイナンスのコンバージェンスサービストレンド 2.1 モバイルバンキング ‐「ケータイアプリバンキング」(東京三菱銀行) ‐「口座かんたん開設アプリ」(イーバンク銀行) 2.2 モバイルペイメント 2.2.1 電子マネー ‐Edy ‐Suica 2.2.2 クレジットカード 2.2.3 回収代行サービス 3. プレイヤー動向分析 3.1 キャリア 3.1.1 NTTドコモ 3.1.1.1. ファイナンスコンバージェンス戦略 3.1.1.2. サービス動向 ‐「おサイフケータイ」 ‐「ケータイ支払いサービス」 3.1.1.3 今後の方向性 ‐クレジットカード事業参入 ‐Felica以外の非接触カード ‐「おサイフケータイ」とSuicaの共通インフラの構築 3.1.2 KDDI 3.1.2.1 ファイナンスコンバージェンス戦略 3.1.2.2 サービス動向 ‐KDDIの「おサイフケータイ」 ‐「まとめてau払い」 3.1.2.3 今後の方向性 3.1.3 Vodafone 3.1.3.1. ファイナンスコンバージェンス戦略 3.1.3.2 サービス動向 3.1.3.3 今後の方向性 3.2 金融会社 3.2.1 銀行及び郵便局 3.2.1.1 三井住友銀行 3.2.1.2 東京三菱銀行 3.2.1.3 イーバンク銀行 3.2.1.4 郵便貯金 3.2.1.5 UFJ銀行 3.2.1.6 共立大垣銀行 3.2.1.7 その他 3.2.2 クレジットカード会社 3.2.2.1 三井住友カード株式会社 3.2.2.2 日本信販株式会社 3.2.2.3株式会社ジェーシービー 3.3 ソリューション会社 3.3.1 フェリカネットワークス株式会社 3.3.2 ビットワレット株式会社 4. テクノロジー及び端末のトレンド 4.1 テクノロジーのトレンド 4.1.1 非接触ICカードのトレンド 4.1.2 Felicaソリューション 4.1.3 セキュリティ技術 4.2 端末のトレンド 4.2.1 NTTドコモ 4.2.2 KDDI 5. 携帯電話とファイナンスのコンバージェンスのケーススタディ 5.1 国内事例 5.1.1 おサイフケータイ 5.1.1.1 概要 5.1.1.2 サービス内容 5.1.1.3成功要因 5.1.1.4 今後の課題と展望 5.2 海外事例 5.2.1 韓国のモバイルバンキングサービス 5.2.1.1 概要 5.2.1.2 サービス内容 5.2.1.3 成功要因 5.2.1.4 今後の課題と展望 6. 今後の課題及び展望 図目次 図 1 モバイルを中心としたコンバージェンスのトレンド 図 2 ファイナンスとのコンバージェンス 図 3 携帯電話+ファイナンスのサービストレン 図 4 モバイルバンキングバリューチェーン 図 5 ケータイアプリバンキングイメージ 図 6 電子マネーバリューチェーン 図 7 電子マネーの種類 図 8 Edyイメージ 図 9 Edy+ケータイのメリット 図 10 モバイルSuicaタイムスケジュール 図 11 クレジットカードバリューチェーン 図 12 回収代行サービスバリューチェーン 図 13 ドコモ「ケータイ払いサービス」ビジネスモデル 図 14 ドコモ提供の新クレジット決済サービスの事業イメージ 図 15 「eLWISE」サービス概要 図 16 ドコモの新クレジットブランドとSuica電子マネーの共通インフラ構築イメージ 図 17 EZ Felicaサービスイメージ 図 18 KDDIおサイフケータイの位置づけ 図 19 KDDI「まとめてau支払い」ビジネスモデル 図 20 三井住友銀行のEdyチャージ方法 図 21 東京三菱銀行のEdyチャージ方法 図 22 ケータイコインの仕組 図 23 UFJ銀行/UFJカードの[モバイルマネー] 図 24 NTTコミュニケーションズの[モバイルペイメントサービス:MoPS] 図 25 三井住友カードの携帯電話での赤外線クレジット決済スキーム 図 26 三井住友VISAの赤外線クレジット、アプリの画面イメージ 図 27 日本信販「スマートプラス」 図 28 JCB「QUICPay」 図 29 フェリカネットワークスの事業 図 30 フェリカネットワークス出資額割合 図 31 ビットワレット出資額割合 図 32 おサイフケータイEdyとビットワレットの役割 図 33 Felicaの原理 図 34 指紋認証機能 図 35 顔認証機能(OKAO Vision) 図 36 NTTドコモのおサイフケータイラインアップ 図 37 KDDIおサイフケータイ「W32S」と「W32H」 図 38 EZ Felicaメニューと専用ポータルサイト 図 39 「Felicaキー」と「Felicaサイン」 図 40 おサイフケータイ機能のファイナンス分野 図 41 おサイフケータイの「Edy」発券数 図 42 「Mobile Wallet」画面イメージ 図 43 「Mobile Wallet」の概念図 図 44 ICチップベースのモバイルバンキング加入者数推移 図 45 携帯電話とファイナンスのコンバージェンスによる波及効果 表目次 表 1 電子マネーと航空会社との提携カード 表 2 赤外線とICの比較 表 3 KDDI/auのショッピングサイト 表 4 Edyチャージサービスを提供している銀行一覧 表 5 海外Felica利用事例 表 6 非接触型ICカードの種類4 表 7 非接触型ICカード・近接型のタイプ 表 8 モバイルFelilaネットワーク領域 表 9 NTTドコモ「901iCシリーズ」セキュリティロック 表 10 EdyとSuicaのサービス比較 表 11 おサイフケータイとカードタイプの利用金額 (2005年4月時点) 表 12 Edy間取扱件数の推移 (2005年2月-4月) 表 13 EdyとSuicaの現状比較 表 14 モバイルバンキングの提供現況 |