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携帯電話事業者の基地局数実態調査

- 第1回四半期レポート(2015年12月19日現在) -

 

出版社 出版日電子媒体価格
ROAホールディングス
ROA Holdings
2016年2月 ¥ 280,000 (税別)
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サマリー

本レポートの紹介

本レポートは総務省の無線機免許数情報に基づいて四半期ベースで1年間にわたって基地局免許数の分析を行い、各社の帯域別、LTE/3G別、送信出力別、基地局のタイプ別の局数を時系列で把握する。その結果として、各携帯電話事業者の設備投資の動きやネットワーク戦略の変化をいち早く提供することを目的としている。 2016 年は新帯域である700MHz、さらには3.5GHz 局の動きが重要だが、次世代ネットワークの基盤となるC-RAN の動向も注目しなければならない。C-RAN 展開で最も進んでいるのはWCP で、すでに5 万6,000 局がC-RAN で運用されている。昨年からC-RAN を本格的に始めたドコモは、1 万3,500 局(2015 年12 月末現在)を展開している。出遅れているKDDI は、準備中であり、早晩C-RAN 展開が始まると思われる。

レポートサマリー

2015年における携帯電話事業者の基地局展開の実態

本レポートは総務省の無線機免許数情報に基づいて四半期ベースで1年間にわたって基地局免許数の分析を行い、各社の帯域別、LTE/3G別、送信出力別、基地局のタイプ別の局数を時系列で把握する。その結果として、各携帯電話事業者の設備投資の動きやネットワーク戦略の変化をいち早く提供することを目的としている。

携帯電話事業者3グループの稼働基地局数は、2015年12月現在で456,000局。この数字は、総務省の無線機免許数情報では包括免許への移行によって稼働局数の実態が免許数と乖離しているので、各事業者からの情報によって修正が加えられている。

サイト数(基地局設置数)ではソフトバンクが19万1,000局と他社を大きく引き離しているが、これはフェムトセル8万局が含まれているためで、それを除けば11万局余りとなる。それでも他社の7万局と比較すると断トツに多数の基地局を展開している。ただし、その内情は、オムニ局(1セクタ)が多いことやメインバンドの2GHz局のLTE化率が低いことを見れば、必ずしも他社と比較してネットワークの収容力が高いとは言えない。

2015年の基地局市場は、個別免許から包括免許への移行による免許上では大きく変化したが、実際の稼働ベースの基地局数ではあまり動きはなかったと言える。それでも、各社の帯域別の局数の動きを見るとそれぞれのネットワーク戦略が浮かび上がる。

ドコモは、全帯域でのLTE化を堅実に推進した。その結果、メインバンドの2GHz帯では、4万5,800局(2014年8月現在)から5万2,800局(2015年12月現在)に増加、また、同社の強みとなっている1.7GHz帯は1年間で6,400局から1万700局(2015年12月現在)に増えている。さらにCAの開始と同時にC-RANを本格的に展開している。

LTE化では最も進んでいるKDDIは、800MHz、2GHz帯のLTE局をさらに積み増しすると同時に、VoLTE対応のフェムトセルを投入している。反面、同社のネットワークの特徴であったスモールセルについては大幅に減少している事態も発生している。また、UQCの2.5GHz帯はKDDIにとってトラフィックオフロード用に重要な位置づけにあり、2015年はTD-LTEネットワークの強化に力を入れた。その結果、2.5GHz帯の基地局数は大幅に増加した。

ソフトバンクは、900MHz帯でのLTE化に注力し、3G局の95%以上がLTE局となり、ほぼ完了したと言える。それに対して、2GHz帯のLTE化はまだ20%を超えたレベルで、他社を比較すると大幅に遅れている。同社の2GHz 帯には他多数のフェムトセルが含まれるのがその要因のひとつだが、そのフェムトセルは減少傾向にある。ソフトバンクにとってWCP は、KDDI におけるUQC と同じ位置づけにあり、堅実に増加している。2016 年は新帯域である700MHz、さらには3.5GHz 局の動きが重要だが、次世代ネットワークの基盤となるC-RAN の動向も注目しなければならない。C-RAN 展開で最も進んでいるのはWCP で、すでに5 万6,000 局がC-RAN で運用されている。昨年からC-RAN を本格的に始めたドコモは、1 万3,500 局(2015 年12 月末現在)を展開している。出遅れているKDDI は、準備中であり、早晩C-RAN 展開が始まると思われる。

 

 

 



目次

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図表目次

[図] 各社の基地局数
[図] 各社の800/900MHz帯の基地局数
[図] 各社の2.1GHz帯の基地局数
 

 

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